shakeの意味を辞書で見てみると、
to move backwards and forwards or up and down in quick, short movements, or to make something or someone do this:
後ろや前、上へ下へと素早く短い動きで動かすこと。また何かや誰かをそうすること
Cambridge Dictionary
この単語は、shakerを使い、バーテンダーがカクテルをシェイクしている映像イメージで捉えておくといいと思います。
ざっくり同義語でいうと“move(動かす)”が、この単語の持つコア・イメージです。
shake – shook – shaken
ただ、日本語でいう「振る(動かす)」「揺する」という身体性に関する意味意外にも、心を「揺さぶる」「動揺させる」というような心理的な意味でもよく使われます。
「振る」「揺する」という意味の身体性の”shake”
The explosion shook buildings for miles around.
爆発は何マイルにわたって建物を揺らした。
Babies like toys that make a noise when they’re shaken.
赤ちゃんは、振ると音の出るおもちゃが好きです
People in Tokyo were shaken awake by an earthquake.
東京の住人達は地震で揺り起こされた。
“That’s incredible!” he said, shaking his head in disbelief.
「そんなの信じられないよ!」不信から首を振って彼はそう言った。
「動揺する」というような心理的な説明で使われる”shake”
I was shaking in my shoes about having to tell Dad what I’d done.
私は自分がしたことを父に言わなくてはならなくなり、心から動揺した
That sort of situation makes me shake in my boots.
そのような状況になって、私はひどく動揺した。
The news has shaken the whole country.
そのニュースは国中の人の心を揺さぶった。
「改革する」という意味で使われる”shake”
物事や組織を「一新する」また「改革する」という意味合いでも”shake”は使われますが、その時は必ずshake up / shake-upという形でupと共に使われます。
shake upは日本語でいう「ガラガラポン」的な感じ。
大きく揺り動かして、今までの形や構成を根底から変化させるイメージです。
以下、例文です。
Technological changes have shaken up many industries.
技術的な変化の数々が私の業界を一新した。
The company is undergoing a radical shake-up.
その会社は急進的な改革にさらされている。
まとめ
今回はshake の意味と使い方についてお届けしました。
マクドナルドにシェイクという有名な飲み物があるので、日本語でのシェイクという単語はよく聞くんですが、英語の日常会話で、”shake”を使っている日本人はそう多くはないというのが個人的な印象です。
よく知っているけど、意外と使いにくい難単語なのかも知れませんね。
英語初心者は、いつも使っているからと同じ単語や表現ばかりを無意識に使いがち。
ですが、英語力とコミュニケーション力をアップするなら、少しの間 “move”は封印して、代わりに”shake”是非使ってみてくださいね。
きっとあなたの英語表現は、もっと豊かになるはずです。では、また!