状況を想像しただけでも冷や汗が出てきますが、実際そんな局面って生きていれば何度もあることです^^;
さて、ここで問題です。
あなたなら、どんな言い回しで「ぶっつけ本番」を英語表現するでしょうか?
少し考えて次に進んでみてくださいね。
「即興で」って、英語ってなんて言うんだっけ?
英語で「即興」を表す単語は、
(形容詞)done or said without earlier planning or preparation
(動詞)to invent or provide something at the time when it is needed without having already planned it
があります。
即興スピーチは「impromptu speech」や「improvised speech」と言い表せますし、即興芝居では「improvisation」という単語も聞いたことがあるのではないかと思います。
ですが、もっとカジュアルでくだけたネイティブの日常的な表現があるんです。
それが、”wing it“と”play it by ear”です。
”wing it”の意味と使い方
舞台袖(wing)で台詞を覚えながら出番を待っている役者が、覚えたばかりの台詞で稽古もなしにぶっつけで演じたことから使われるようになったそう
明日の撮影の準備は万端?
そうでもないんだ。でも、その場で何とかぶっつけ本番で対処するよ。
”play it by ear”の意味と使い方
ジャズのセッションのように、音を耳で聞いて耳コピで演奏する。その場のノリで、楽譜なしで楽器などを演奏することから「即興」という意味で使われるようになった
今週末、なにがしたい?
そうねえ、わかんないけど、計画しないでその場のノリで決めようよ。
”wing it”と”play it by ear”の違いってなに?
2つの表現はすごく意味が似ていますが、ネイティブはこの2つのいい回しのニュアンスをどう捉えているんでしょう?
ネットで検索すると、以下のような意見がありました
違いがあるとは思わないけど
Wing itの方はやることの詳細をあまり理解しないでやってるか、全く経験がない感じがする。で、playing it by earは、これからどうなるかを見極めつつ、次にどうアクションするのを待っている感じかな。
若干のニュアンスの差はあれど、いずれにしても大きな違いではなさそうです。あとは英語ネイティブに実際に会話で質問してみるしかありませんね。
日本語で「流れに身を任せる」ってあるけど、これはどう表現する?
物事に「即興で対処する」というのとは若干ニュアンスが違うんだけど、日本語には「流れに任す」や「その場の流れに身を任せる」なんて表現もありますよね。
それが”go with the flow”という表現です。
これも「即興の一種」と言えばそうなのかも知れないと常々考えていたので、参考までに取り上げておきます。
また、個人的にはよく混乱する表現なので、同じような感想をお持ちの方のために敢えて一度整理しておきますね。
go with the flow の使い方
自分から物事をコントロールするのではなく、周りがやっていることに何となく乗っかったり、みんなの意見に同意したりする時に使われる。
全てうまく行くかしら?
大丈夫さ。流れにまかせようぜ
無理に考えたり行動したりせず、流れに身を任せてことの成り行きに任せる。
すごい緊張してる。どうプロポーズすればいいのかわからないんだ
リラックスして流れに任せるしかないっしょ
まとめ
今回は「即興で」や「その場の流れに任せて」という意味の表現を取り上げました。
実際に頭で理解しているつもりでも、意外と日常会話の中では出てこないセンテンスなので、日本にいる方ならばオンライン英会話などの機会を利用して、是非ネイティブとこの内容について話してみてください。
ミスや間違いを恐れず、まずは実際の会話で新しい表現を使ってみる。
実はこれが『最速の英語上達の近道』だと思います。お互いにゴールを目指して頑張りましょう。
では、また!