regardは、動詞、名詞、またregardingという形を取って前置詞としても使われる単語です。
(re-)じっと、完全に(guarder)見る
regardの意味は、日本語に訳すとそれぞれ異なるので覚えておく必要がありますが、語源からregardの持つコアイメージを掴んでおくのは、とても有効だと思います。
以下、例文をあげながら、名詞、動詞、前置詞として使われた場合の意味と使い方を見ていきましょう。
名詞 regard(regards)の使い方
▪️ Give my regards to〜
Give my regards to your family.
ご家族によろしくお伝えください
Give my best regards to your family.
ご家族によろしくお伝えくださいませ(より丁寧な言い方)
意味としてはよく別れ際に使う日本語の「よろしくお伝えください」ですね。
toの後に続く単語を、あなたの思いを伝えたい人に変えれば「〜さんに、よろしくお伝えください」になります。
「誰かをじっと注意深く徹底的に見つめる」つまり「相手を評価して『敬意』や『好意』を表す」という意味で使われています
以下、同じような意味で使われている例文です。
The director had a high regard for the talent of the assistant director.
監督は、助監督の才能を高く評価していた
She has no regard for your feelings.
彼女はあなたの気持ちを全く考えていない
”Give my regards to〜”同じ意味合いの別表現として覚えておいて欲しいのは、”Say hello to〜“というフレーズです。こちらは少しカジュアルな響きがありますが、Pleaseを伴えば丁寧な表現にもなります
Say hello to your sister for me.
妹によろしく
Please say hello to your brother for me.
お兄さんによろしくって言っといてね
▪️Regards/ Best regards
書き言葉として、英語の手紙やEメールよく使われるRegardsです。
余程カジュアルな関係や内容でない限り、文章の終わりに結びの言葉”regards”を添えるのが一般的なマナー。
動詞のregardの使い方
対象をよく観察し評価をつけるイメージです。意味としては、対象の人や物事を「〜と捉える」「〜と考える」「〜とみなす(評価する)」といった意味で使われます。
動詞 regardの類義語(Synonyms)は、以下のような単語(一例)です。
- see
- consider
- think
- value
- judge
- deem
- treat
The world used to regard Japan as the No. 1 economy.
かつては、世界中が日本をNo.1の経済国だと見なしていました
We need to regard ourselves as members of a compassionate and tolerant society that respects the rights of others.
我々は、私たちが他人の権利を尊重する思いやりのある寛容な社会の一員であると考える必要があります
What our ancestors considered as luxuries we now regard as necessities.
先祖が贅沢品としていたものが、今では必需品とみなされています
前置詞 regardの使い方
前置詞として「〜に関して、〜について」の意味で使われるのが、ingを伴った形の”regarding”です。
これは動名詞ではなく、前置詞になるので注意してください。
詳しくは別記事にしていますので、そちらをご覧ください。
まとめ
今回は、regardの意味をその語源と使い方で見てきました。
日常会話で「〜だと考えている」という表現をしたいと思った時に、通常なら「think」や「see」がパッと思いつくのかなと想像します。
何かをじっと注意深く見つめて評価する
そんな語源に関連する映像をregardと結びつけて一緒に記憶しておくのは、とてもいい方法だと思います。お勧めします♪
では、また!