meetの代表的な意味「出会う」は知っているし不自由なく会話で使えても、「〜の条件を満たす」という意味のmeetを難なく使いこなせている人は以外に少なく、問題なく使える人はかなり英語力のある方だと思います。

あなたは、どうですか?

そこで今回は、頻繁に使う英単語 “meet”の「〜の条件を満たす」という意味とその使い方をしっかりとインプットして、是非マスターして欲しいと思います。

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単語”meet”のコアイメージをつかんでおこう!

では、まず質問から入りますね。

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以下、非常によく使う日常表現ですが、2つの例文の意味とニュアンスの違いってなんでしょう? 少しご自分で考えてみてください。

・Nice to meet you.
・Nice to see you.

2つの例文のニュアンスの違い、わかりましたか?

では、説明していきますね。

“Nice to meet you”は、

相手の人(仮にAさん)と『初めて会った時』にしか使わない表現です。

なので、日本語の意味は「初めまして(お会いできて嬉しいです。初めてお目にかかれて嬉しいです)」。知り合いになる初めての出会い時の挨拶時に “meet”という表現は使われています

それに対して

”Nice to see you”は、

また別の機会に再びAさんに会い「お会いできて嬉しいです」と言う場合、つまり『2度目以降の挨拶に使う表現』や既に知り合いの人と会って挨拶する場合は、英単語は”meet”ではなく、”see”を使います。

なぜなら、”meet”には、AとBが互いに接近した結果、初めて出会う、一緒になる」というコアイメージがあるからです。

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野球のバッティングで『ボールをミートする』という表現をしますが、ボールとバットがお互いに動いて出会う、そんなイメージで捉えておくとわかりやすいかも知れません

そこでボールとバットが当たった瞬間の『釣り合いが取れた状態』

これが「〜の条件を満たす」の意味の”meet”のニュアンスと捉えると理解しやすいかなと思います。

条件を満たす”meet” を使いこなそう!

さて、本題の「条件を満たす」の”meet”についてですが、この「条件を満たす」の意味を噛み砕いて考えると、先ほど紹介したように

「AとBの釣り合いが取れる」と捉えると理解が容易いと思います

参考までに

「条件を満たす」のmeetは、”satisfy”という単語に置き換え可能です

「条件を満たす」という意味の”meet”とペアで良く使われる単語はおおよそ限定されているので、その使い方を例文とともに見ていきましょう。

If you meet the requirements, you can star this movie.
条件を満たせば、あなたはこの映画に出演することができます

We need to meet the post-production deadline for this film.
この映画のポストプロダクションの期限に間に合わせなければならない

We definitely want to meet our goals for attendance and box office revenue.
観客動員数、興行収入の目標は絶対に達成したい

His film always meets all the criteria of a masterpiece.
彼の作品は常に傑作の条件をすべて満たしている

追記:make ends meet

”make ends meet”という皆さんよくご存知なイディオムがありますが、これも「収入の範囲内でやり繰りする、収支を合わせる」という意味でmeetが使われています。

なので「収入と支出の釣り合いと取る」と考えれば、「条件を満たす」という意味のmeetということもできそうと思ったので併せて追記しておきます。

We have to make ends meet not to be in the red.
赤字にならないようにやりくりしなければならない

まとめ

さて、今回は「〜の条件を満たす」という意味で使う”meet”についてお送りしました。

  • 締め切りに間に合わせる
  • 予算内でまかなう
  • 基準、条件を満たす
  • ゴールや目標を達成する

日本語で考えると色々と表現ができますが、

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「何か(A)と何か(B)のバランスをとって帳尻を合わせる」

そんなニュアンスの英語表現をする場合は、まず ”meet” が使えるのでは?とこれからは考えてみてくださいね

頻繁に使う簡単な単語ですが意外に難しい「〜の条件を満たす」という意味の”meet”

是非を自由自在に使いこなせるようになってさらに英語力を上げてくださいね。では、また!

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You’ll never reach perfection because there’s always room for improvement.