“Most”と”Most of”の意味の違いってなんでしょう?

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日本語にすると両方とも「ほとんど」って意味だし、実際、使う状況になるとめっちゃ混乱する!!

そんな人が意外と多いのではないかと思います

(実は私もです^^;)

なので、今回は、”Most”と”Most of”の意味と使い方を出来るだけわかりやすく解説してみようと思います。

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まず “Most”のニュアンスを掴もう

私自身も含めて、“Most”という単語を日本語訳で「ほとんど」と覚えた人の多くが、”Most of”との違いに混乱を来しているのではないかと思います。

なので、まずは「ほとんど」の意味は忘れて、”Most”のニュアンスを改めて掴み直してみましょう。

2つの表現の違いにいつも戸惑いがちな人は

まず”Most”には、

・「世間一般的に言って
・「常識的に考えると

というニュアンスが含まれていることをインプットしてみてください

”most 〇〇”は、限定された特定のグループや集団の話ではありません

一般的、常識的に考えてみて「ほとんど、大半、おおかたの◯◯」という意味合いで使われます

なので、”Most”の持つニュアンスを日本語例文で言ってみると、

  • 大半の日本人は白いご飯が好きです
  • ほとんどの子供はお母さんが大好きです
  • 大抵の外国人は納豆が苦手だと思います

このような例には”Most”を使います。

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その意味が正しいかどうかも判断できない非常にざっくりとした一般論的な表現』だね
それに対して “Most of ○”は

特定されたの○○のほとんど」や「限定された○○のほとんど」の意味を持ちます

日本語の例文で “Most of ○○”を考えると、

  • 昭和生まれの大半の日本人は、朝食に白いご飯を食べるのが好きです
  • 彼女のクラスのほとんどの生徒は、お父さんが大好きです
  • 私はスピルバーグの監督したほとんどの作品が、大好きです

日本語の例文を比べて読んでみて “Most”と”Most of”のニュアンスの違いを感じ取ってください。

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“Most of”の方がより具体的に語っている感じ。「ある特定の集団のほとんどを表す時」に使えるのが “Most of”を使う時の条件だね

Most と Most of の使い方ルール

“Most”と”Most of”の使い方には、ルールがあります。簡単なので覚えておきましょう。

以下、例文と共に比較しながら見ていきますね。

“Most”の使い方ルール

▪️「Most」+「名詞(複数形)」

“Most of”の使い方ルール

▪️「Most of」+「代名詞」
 特に人名・地名の前では「Most of〜」が使われる

▪️「Most of the」+「名詞」

“Most”と”Most of”を例文で比較

・I like most vegetables.
私はたいていの野菜が好きです。

・I like most of the vegetables.
その野菜のほとんどは、好きです。

Most Japanese people work too much.
大半の日本人は働きすぎだ(一般的に言って)

Most of the people in Japan work too much.
日本にいるほとんどの人が、働きすぎです。

Most cats are cute.
(一般的に言って)猫って可愛い。

Most of her cats are cute.
彼女の飼っている猫は、たいていかわいい。

Most movies require a lot of money and effort to produce.
ほとんどの映画は、制作に多くの資金と労力を必要とします。

・I’ve watched most of Steven Spielberg’s movies.
スピルバーグの映画は、ほとんど見ています。

Most Japanese are polite and humble
多くの日本人は礼儀正しく謙虚だ(一般論)

Most of Japan is mountainous.
日本の大部分は山岳地帯です。

Most soccer players are from Brazil.
多くのサッカー選手はブラジル出身だ(一般論)

Most of the players are coming on the next bus.
 選手たちのほとんどは、次のバスでやってきます。

まとめ

今回は「most」と「most of」の違いと使い方についてお送りしましたが、理解できたでしょうか?

とにかく基本的な概念を飲み込めたら、是非とも失敗や間違いを恐れず実際に使ってみましょう。

また、例文を何度も音読して体に染み込ませておくのもとても有効な活用方法です。是非、自分が使いそうなシチュエーションを想像して例文を作ってみてくださいね。

じゃあ、今回はこれにて。

では、また!

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You’ll never reach perfection because there’s always room for improvement.